新春☆イヌワシレクチャー

3連休初日の今日は学習センターにて「新春イヌワシレクチャー」が行われました!


写真は一昨年誕生したオスの「大日(だいにち」くん。家族構成は、ちょっと神経質なお父さん「白山」、のんびりやのお母さん「手取」、甘えん坊の妹の「かけはし」。オスには山の、メスには川の名前がつけられています。


でもこの大日くんと「かけはし」ちゃんは、じつは秋田からはるばる800kmも運ばれてきた卵からかえった子たちなんです。

イヌワシは1965年に石川県の県鳥に選定されましたが、生息地の環境変化などにより数が減少し、現在では天然記念物に指定されています。

そのため、いしかわ動物園では保護を目的として、秋田の大森山公園で生まれた卵を白山と手取の巣で孵化させるといった取り組みに挑戦!

無事孵化した2羽はすくすく成長し、半分人口飼育で育てたこともあって飼育員にも良く慣れ、現在では腕に止まらせたりできるまでになっています。

猛禽類であるイヌワシはとてもするどいくちばしと爪を持っているので、こんなに間近で見られるのは、大森山公園といしかわ動物の2ヶ所だけなんだそう。

 

大日の大きさはもうほぼ大人と同じで体重も3キロ!羽根を広げるとその大きさと羽ばたきの音にびっくりさせられます。腕に止まらせるのも大変ですが、メスはもっと重いんだそうですよ!

妹のかけはしは、現在別室で花嫁修業中☆


いしかわ動物園では、自然界と保護施設、相互での繁殖が成功し、生息地である里山・奥山の環境が本来の形を取り戻していくことで個体数が増えていくことを目標に、いろいろな形で繁殖活動に取り組んでいます!

コメント: 0 (ディスカッションは終了しました。)
    まだコメントはありません。